最近、股関節に不調を抱える方が多くなっているように思います。
私自身も出産後から15年間ほど違和感がありましたが、試行錯誤の末、今ではすっかり良くなりました。
今回は、私が股関節の状態を改善するにあたって
『していたこと』『しなかったこと』について書いてみたいと思います。
『お腹から脚』というイメージ
大腰筋(だいようきん)という脚を動かす筋肉は
お腹の内側についています。
ダンスなどのレッスンで
「脚はお腹から」なんて言ったりしますが
脚を動かす筋肉は、実際にお腹にあるのですね。
もう一つは腸骨筋(ちょうこつきん)といい、骨盤についてます。
なので『骨盤から脚 』というイメージでもいいと思います。
開脚などで脚を大きく開くような時は
『骨盤から脚』の方がしっくりくると思いますので
動きによって使い分けてみてください。
足裏に肉球をつくる
足の裏の筋肉は
歩いたり走ったりする時に
着地する地面からの衝撃をやわらげ
関節を守る役割をしています。
もし、足の裏に猫のような肉球があったとしたら。
高いところから楽にジャンプできそうですし
どんな道でも軽く走れそうな気がしますよね。
私たちは猫じゃないので
残念ながら肉球は作れませんが
足の裏の筋肉を鍛(きた)えることはできます。
![](https://ai-kara.com/wp-content/uploads/2019/02/legs2-300x227.jpg)
そのために大切なのが
足の指や足の甲の関節の動き。
足でグーチョキパーができますか?
足の裏の筋肉をきたえる方法は
こちらにまとめていますので
どうぞ参考にしてみてください。
ストレッチしすぎない
![](https://ai-kara.com/wp-content/uploads/2019/02/49640036_s-300x200.jpg)
痛みに耐えてストレッチしていませんか?
長時間、机に向かったり運転したり
同じ姿勢が続くと伸びがしたくなりますよね。
伸びると気持ちいい、のが本来のストレッチだったはずなのに
『伸びた感』を求めるあまり
痛いところまで伸ばさないと、もの足りなくなってしまう。
伸びをするように全身で伸びることと
一ヶ所だけに力や体重をかけて伸ばすことは違います。
私も、麻痺していたようで
ついつい伸ばし過ぎて傷める、というのを
何度も経験しました。
今の関節の痛みや不調が
姿勢や動きのパターンが繰り返されたために
起こっているのだとしたら
今のクセやパターンを見直してみる。
伸ばしすぎてたかも、という方は
あえて伸ばさないようにしてみる、というのはどうでしょう?
新たな発見があるかもしれません。
股関節をつまらせない
「股関節がつまった感じがする」という方は
つまらせないような動きにしてみてください。
例えば、ヨガやピラティスでは
脚を上げたり上げて動かしたりする時に
つまった感を感じやすいのですが
つまった感がする、と思ったらそこでやめる。
もしくは、同じ動きを
つまった感がしないようにできないか
試してみる。
![](https://ai-kara.com/wp-content/uploads/2019/02/38794950_s-300x200.jpg)
ひざを少し外に向けたり
骨盤をもう少し傾けたり。
ストレッチと同じで、なんとなくやっている
つまった感のある今の動きのパターンをいったんやめてみる。
ひざの向きや骨盤の角度を変えることで
もしかしたら
痛みや違和感のない動きが見つかるかもしれません。
まとめ
- お腹から脚
- 足裏に肉球をつくる
- 伸ばしすぎない
- つまらせない
股関節の不調の原因は
決して一言で言えるような
簡単なものではないですが
何となくしている動きを見直すことで
改善への手がかりが見つかることも多いです。
いつもの動きを積み重ねたものが
今現在の身体なのだとしたら
それを見直すことから始めてみましょう。
そして、日々、より良い動きを
あなた自身のために選択し、積み重ねていく。
あなたがそうありたいと望む未来の身体を
一緒につくっていきましょう。
この記事は、『身体の動かし方を見直すことで、股関節の痛みを改善する』という視点で書いたものです。
なので、何もしなくても股関節が痛かったり、長期に渡って違和感や痛みがある場合は、医療機関への受診をおすすめします。
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