2019-07-02

【股関節のつまりと原因】痛みと違和感はサインです

 

(注*2016年9月22日に公開された記事を再編集したものです)

「股関節がつまった感じがする」
「脚の付け根が痛い」
という声をよく聞きます。

股関節は、上半身の重さを支えている
身体の中で最も大きい関節です。

その関節に何が起こっているのでしょう?

股関節の構造と動き

骨盤のくぼみに
太ももの骨=大腿骨(だいたいこつ)がはまって
クルクル動くようになってます。

骨のすぐ上に、関節を守る
強力なゴムのような靭帯(じんたい)

その上に、筋肉がついています。

太ももの筋肉は
骨盤から股関節をまたいで大腿骨についています。

なので、立ったり歩いたり座ったり
脚の動きや姿勢のすべてが
股関節に影響を与えます。

股関節痛の原因は姿勢不良?


疲れや加齢、妊娠・出産でお腹の力が抜けると
腰が大きく反(そ)れた反り腰になったり
反対に背中が丸くなって猫背になったり。

女性は男性に比べて筋力が弱い傾向があるので
姿勢が崩れやすいのかもしれません。

 

姿勢が崩れることによって
いつの間にか
太ももの前側で体重を支えるように。

その状態が続くと
太ももの前や外側がパンパンに張ってきます。

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左側は、女性に多い立ち方。

地面に対して身体が垂直ではなく
前に傾いて、斜めに立っているのがわかります。

太ももの前側で身体を支えている状態です。

タイトスカートを履いた時
太ももの前がパーンと張ってしまう方は
この立ち方をしているのかもしれません。

 

こんな風に
前太ももや外側をいつも使っていると
その部分の筋肉が縮こまって
大腿骨が前側に引っ張られます。

そして、股関節が”つまった感じ”に。

 

股関節に『つまった感じ』があるなら
つまった感のあるところで無理に動かさず

できるだけラクに動くように
太ももの前や外側を
ゆるめることから始めていきましょう。

 

地面に接する足も大事

足の指をグーに握ってみましょう。

甲に、ポコポコとした関節、出てますか?

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足首から先は
小さい骨がいくつも集まってできています。

小さな骨がアーチを形作っています。

この形が
地面と接した時の足裏の衝撃をやわらげ
地面を押す力を上に伝えてくれます。

足のアーチの構造にゆがみが生じて
土踏まずがなくなった状態が偏平足(へんぺいそく)。

偏平足は足の指を動かすことで、改善します。

 

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外反拇指(がいはんぼし)、
指が地面に着いていない浮き指
足の指を動かすことで改善します。

 

足の指の動きなんて
股関節の痛みにはあまり関係なさそうですが

立ったり歩いたりする着地の衝撃は
常に足から股関節に伝わります。

 

股関節の不調や腰痛でレッスンに来られて
足の指が動くようになったら痛みがなくなった、という方も多いです。

 

歯を磨く時、お風呂に入った時など
日常の中で、少しずつでも
足の指を動かす習慣をつけてみてくださいね。

足の指の動かし方はこちらに書いています。

股関節をゆるめる

誰にでも、何気なくやっている
“動きのクセ”というものがあります。

なんとなくしている動きのクセが
股関節にダメージを与えているのだとしたら
そのクセを変えない限り
今の状態を変えることはできないでしょう。

 

気持ちよくラクに動いているだけで
いつもの動きのクセが変わるメソッドが『ハーモニー体操』。

こちらの動画は、股関節がラクになる動きです。

小さく動かしたり
やさしく動かしたりしながら

どんな風に動かすのがラクなのか
背骨や骨盤、股関節を感じてみてください。

内太もも・後ろ太もも・お尻

股関節がつまりやすい人は
太ももの前や外側ががんばりやすい傾向があります。

なので、太ももの内側や外側も使って
筋肉のバランスを整えていきましょう。

下の動画では、太もも内側を使っています。

はじめは、わかりにくいかも知れませんが
徐々に感覚がつかめると思います。

回数ではなくて
太ももの内側を感じられるように
角度を調整してみてくださいね。

身体は全部つながっていて
すべての筋肉が協力して動いています。

なので、股関節の痛みも
股関節そのものが悪いわけではなく

股関節と関係ないように思える
他の部分の緊張や負担が股関節に出てきているのかもしれません。

全ての筋肉がバランスよく使えるようにしていきましょう。

股関節にやさしい座り方・立ち方

座ってる時も立ってる時も
骨盤の上にろっ骨を乗せる意識を持ちましょう。


違いがわかるでしょうか?

骨盤の上に肋骨を乗せると
少しお腹に力がこもります。

それが、上半身をハラ(丹田)で支えた状態。

立っている時も
骨盤の上に肋骨を乗せてみてください。

時には、かかとの方に重心を移して
お尻や太ももの裏で身体を支えているのを感じてみましょう。

後ろ側の筋肉が感じられるようになると
いつも支えていた前側の緊張がゆるむので
前太ももも柔らかくなりますよ。

立ち方・座り方についてはこちらに書いています。

関節は『消耗品』

運動をする、ということが
強迫観念になっていないでしょうか。

痛みを我慢してがんばって動かし続けても
残念ながら、あまりいいことにはならない気がします。

痛みや違和感は、身体からのサインで

「今の動かし方や姿勢は、ここに負担がかかっていますよ」
という、お知らせだと思っています。

 

関節は、一生使い続ける、大切なもの。

忙しい日常の中では
ちょっとした痛みや違和感を無視してしまいがちですが

時々はセルフケアの時間をつくってみてくださいね。

(※注意
この記事は、『身体の動かし方を見直すことで、股関節の痛みを改善する』という視点で書いたものです。
何もしなくても股関節が痛い、長期に渡って違和感や痛みがある場合は医療機関への受診をおすすめします。)

 


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