カラダは『あなたのいのち』そのもの

私のピラティスのクラスでは、『気持ちよく、ラクに動く』というのがテーマとしてあります。

腹筋でも背筋でも、いろんなエクササイズでも、頑張るんじゃなくて、沢山動かすんじゃなくて『一番ラクで気持ちいいエレガントな動きを探す』感じ。

昨夜、ピラティスのレッスンに通ってくださってるMさんに
「腹筋を鍛えるのに、どうして『ラクに、ラクに』って言われるのかわからなかった」
と言われたので、今日はそのことについて書いてみます。

在(あ)り方が姿勢に現れる

今まで10年くらい、ピラティスやヨガのレッスンをしていて思うのは
『人はカラダそのもの』だということ。

よく『良い姿勢になりたい』という人がいますが、引っ込み思案でおとなしい人は、胸を張った姿勢でいることは難しいし、自信満々でエネルギーに満ちている人が、猫背でいるのは難しい。

おとなしい人は、自然に背中を丸めて、目立たないようにと小さくなるがゆえに、背中が丸くなりやすいし
自信満々の人は、芸人の春日(かすが)みたいに、胸を張って、堂々としている。

それが良いとか悪いとかではなく、『そういうもの』。
自然の道理、なのだと思います。

『私がやらなければ ! 』 と、いろんなものを勝手に背負い込んでいる人は、肩が上がって首が短くなるし

感情を溜め込んでいる人は、みぞおちの辺りが固まって、呼吸が浅くなりがち。

いのちのエネルギーが落ちると、カラダのあちこちも、全体の印象も、下に下がって落ちている感じ。

姿勢が良いとか悪いとか、ボディラインがどうのこうのとかを含めて
カラダは『その人の状態が、表に現れたもの』。

人間は、社会の中で生きているから、みんなそれぞれ色んな役割があって、知らず知らず色んなものを背負って、感情を押さえて溜め込んで、必要以上に頑張ろうとして、そうして、そういうカラダの形になって。

そこで初めて、ある人は痩せようとして、またある人とは姿勢を良くしたいと、運動を始めるのだけれど

『カラダ』が『あなたという人間そのもの』なのだから、やみくもに運動をして汗をかいても、体重を落としても、姿勢や体型は変わりにくいんですよ。

猫背の人が、1時間程、ヨガで胸を開いて、背中を伸ばしても、あとの1週間、どんなあなたで過ごすのか。

肩が上がって、肩こりがツライという人が、レッスンの後、肩がストンと落ちて、ラクだわーと喜んでくれても、
必要以上に頑張ろうとする『肩に力の入った心持ち』のままだと、また同じように肩が凝るんじゃないでしょうか。

やりたいことをやればいい

カラダは、自分のいのちを共にする『いのち』の大切な入れ物、外側の部分。

カラダがあるから、『いのち』と『いのち』が交流できるし、その『わたしのいのち』がどんな状態かが『あなた』にわかるようになっている。

だから、そのカラダを鍛えてボディラインを人に誇ってもいいし
何かにチャレンジして記録を競ってもいい。

猫背で「私姿勢悪いわー」って言い続けてもいいし
カラダしんどいわー、と言ってどんどん食べて太り続けてもいい。

全部、『あなたのいのち』が望んだことだから、それに対して良いも悪いもないんです。
だから、姿勢やボディラインで、罪悪感や劣等感を抱く必要も無いんですよね。

で、ここからです。

ここまでが、前提で、『で、じゃあ、どういうカラダで在(あ)りたいの?』ってなった時に、自分の在(あ)りかたの何がそこに現れているのだろうか、ということに気づいて欲しいのです。

それに気づいた人は、運動頑張らなくても、自然に姿勢が変わりますし、体型も変わります。

と、いうより、頑張っちゃうとダメなんです。
人は、何かを頑張ろうとすると、気づけなくなるし、感じられなくなるから。

得られる結果だけを見つめ過ぎると、その過程で出会っていく小さな感覚を取りこぼしてしまう。

だから、『ラクな動き』

自分にとって『自然な、ラクな動き』って何だろう?、とカラダに問いかけながら動く中で、いろんな発見がある。

それは、緊張している部分だったり、無理に動かそうとしている自分だったり、いつのまにか息を止めていることだったり。

カラダを通して、『頑張っている自分、無理している自分』に気づいて、『自然な自分』を取り戻していく。
『本来のあなたのいのち』の『在りかた』を、思い出していく。

カラダの、姿勢の『ニュートラル』は、あなたの本来の『ニュートラル』。

頑張るのは楽しいし、無理をして自分の力の限界を試すのも、楽しい。

ただ、それに疲れたなら、『あなたのラクな状態』を思い出すと回復は早いよ、と。
そうして、私は、そういう場所や時間を用意していたいと思っています。

ご縁があれば、いつかレッスンでお会いしましょう^ ^

良い姿勢って疲れると思ってませんか?【良い姿勢の作り方】

2017.07.11

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